１月８日　外に出している株や地植えの株はハウスが新しい苗や鉢の株で満杯です。ハウスに入りきれない株は酷なようですが、外の寒風に曝されてこの様な状態になっています。
果実もついていますが、収穫はもちろん出来ませんし、植物全体ももはや枯れたような状態です。多分霜が降りた時に葉は駄目になり、茎も一時的に凍ったでしょう。後は処分する事になりますが、可哀そうですな。ハウスの中は温度計を見るとそれでも日中は２５度位になりますし、一応ヒーターが働いて、最低４度をキープしているようです。何とか枯死しないで頑張っています。

１月２９日寒さも今日は収まりましたが、昨日もひどい霜で氷も見られました。パッションフルーツの戸外に放置した株を整理しましたが、幹が凍ってこんなに割れています。これでは枯死するしかありません。やはり南国の植物の耐寒性の悪さは、この様に簡単にひび割れてしまい、水が上に上がって行かない事に有るようです。
一般の植物が持っている樹液中の糖分保持などの凍結防止のメカニズムが働いていないのでしょう。
写真の右上の卵のようなものは霜でやられて落ちた果実です。
こんなに白くなるのですね。

３月３日とうとう３月に入り、気温も少しずつ上がって来ましたがまだハウスの覆いは取れません。ただ日中も１５度を越える様になりましたので、ハウスの中の新しい苗を久しぶりに外に出してしばらく太陽に当てましたが、生き生きしているようです。
左の二鉢は昨年の秋に挿し木したもので、右二つは昨年の春に挿し木したものです。左右を比較して見てください。
やはり昨年の春の苗はかなり成長して、一部の苗は秋に花が咲きました。今年のグリーンカーテンにはこの苗を使うと成長が早く密度が高いカーテンを作る事が出来ます。

ちょっと気になる苗がありました。昨年春に挿し木しハウスで育てた複数の苗の中で、一株だけこのように葉に白い点々が入ったものがありました。
長く気温が低い状態の中置かれていますので、細菌に対し抵抗力が落ちているので、細菌に犯されている可能性もあります。
殺菌剤を日を置いて数回散布して結果を見る事にしましょう。植物にとっては過酷な冬の寒さですから、注意が要りますね。

３月７日　ここ数日気温が高くなりましたが、これからは気温が高い日は出来るだけ苗を外に出します。ハウスの中も最高気温が３５度を越す事もあり、この気温は真夏の気温と同じですから、まだ花芽付く段階ではありませんが、余り高い温度は問題があるかもしれませんので要注意です。

３月１４日　暖かい気温が数日続き福岡では桜の開花が宣言されました、途端に今日は気温が下がり日中も１０度前後の冷たい気温です。
最低気温は５度前後になるでしょう。あわててハウス内のヒーターに電源をつなぎました。まだまだ油断できませんね。ここまで来て低温で苗を痛め無いようにしましょう。２，３日前は４月の気温で日中２５度を越えた日もありましたので、新しい芽がだいぶ出て来たようです。そろそろ新芽を見ながら大きな株を少し整理してみようと思っていた矢先にこの寒さですな。
もう少し様子を見る事にします。

３月２１日　いよいよ春の到来を告げるような日差しの一日でした。
気温も２０度近くまで上がりましたので、ハウスの中の小鉢の苗を少し大きい鉢に植え替えました。寒さで弱った苗や、うっかり水不足にしたため枯れかかった苗もありました。この時期はハウスの中は管理が難しく、日中は４０度近くまで気温が高くなる事もあり、真夏と同じです。
しかしハウス内は雨が降りませんから、水不足を起こす事もあり、水はけの良い鉢は水不足になります。気温が高くなったので、ハウスの中のヒーターも取り出してしまいましたが、大丈夫かな？・・・
明日の朝は５度まで下がると予報されていますが。

３月２３日　暖かな日差しが有難いです。ハウスの中の株を日中には明るい外に置いておきました。
３月３日に記載した葉に斑点が出た株は、その後殺菌剤を２回ほど散布しておいたら、写真の様に後から出て来た葉には出て来ていません。多分今後も大丈夫でしょう。
奥の葉には斑点が残っていますが、手前の新しい葉にはまったくありませんので、伝染はしていないようです。太陽の光で元気になってくれると良いですな。

３月３０日だいぶ暖かくなり最低気温ももう５度を切る様な温度にはならないでしょう。数日前から株を外に出して枝の整理を行っています。秋に実が付いた株にまだ実が付いていますが、取ってしまい枝の整理を行います。左写真上は実が付いたままの鉢です。
実が付いている枝は切断して整理してしまいます。

左の写真で見る様に、昨年実が付いた枝にはすぐには新芽が着きませんから整理します。折角切断した枝は適当な長さに切って挿し木しておけば新しい苗を作る事も出来ます。
既に新しい芽が出ていますが、この芽を伸ばして大きく成長させるのが目的です。秋に伸びた枝はそのままにするかどうかは、全体の株のバランスを見ながら整理します。写真の右端、秋に伸びた枝は切断しないとどんどん伸びてきます。ただグリーンカーテンの様に横に這わせる時は、この枝を利用するのも案です。
株をこじんまりと成長させるのには切断して中央にまとめて行くのも良いでしょう。
この様に春の剪定は新芽の出方を見ながら株作りを考えて行います。気温が日中１５度を越えて最低気温も５度以上になる頃に作業をしておきます。したがって地域によって時期を考える必要があります。

４月１０日少し寒さがぶり返して日中の気温も１３度と寒い一日でしたが、いよいよパッションフルーツによるグリーンカーテンの作成をスタートさせました。
苗は昨年カーテンにしていた鉢の株を切り詰めてハウスに入れていたのを引っ張り出して、使う事にしています。
やはりスタートを早くすればカーテンの完成も早くなるでしょう。
右の写真は切り詰めたままの株の状況で、昨年の株の状況からおよそ三分の一に切り詰めています。既に新芽が動いて凡そ２０個の新芽が出ています。この新芽をどう伸ばしてカーテンにするか思案するところです。
一応右下の写真の様に枝を配置していますが、すべての新芽が上を向いている訳ではありませんので、、どう伸びるか推定が難しのですしばらく放置して上に伸びる様に枝を誘引する事にします。

カーテン用の大型の鉢へは新たに腐葉土や、固形油粕、化成肥料と土と混ぜ込んで与えています。混ぜる時に多少細い根毛を取り除きましたが、すぐに回復するでしょう。枝も更に新芽が伸びない枝を整理しました。
ただ鉢が重く、一人で動かすのに４０ｋｇ近くありますから大変です。
一方で、そろそろ地植えも始めるつもりで、苗を外に出しています。少し寒いですが、霜が降りる事は無いだろうと思い、近く作業に入ります。
並行して春の整理した枝の一部を挿し木にして床に挿しました。これは来年用の苗になりますので、一連の作業は来年の事も計算しながら行う事が大事ですね。園芸ショップで新たに苗を購入する事になりますが、買う場はどんな種類の苗か十分に確認しなくては駄目です。まあ自分で苗を作れば間違いなさそうです。

今年は暖かくなるのも早く、新芽の出方も早いようです。
それに伴い虫も活発になったのか、早速毛虫第一号を見つけ処分しました。この手の毛虫は毎年発生しますが、少し早いです。
パッションフルーツの害虫はこの他ナメクジ、カメムシなどや根を食い荒らす甲虫の幼虫などにも気を付けています。
昨年から使っている大型鉢の株にも表面から数センチ下で幼虫が活動していたようで、肥料を混ぜる時に表面の土を少し厚めに掘り返して、甲虫の幼虫を探してみるとやはり出て来ました。
また古い土を使う時は要注(幼虫）意で探しています。ははは・・
いよいよ本格的な作業の開始ですが、この作業は西日本の各地ではほぼ同じでしょう。ほかの地域では気温次第で、北日本は半月から一月遅れますかな。日中の気温が安定して１０度を越える様になって、最低気温も５度を割らないようになってからです。

４月１６日今日は最高気温２７度と夏の暑さで植物の伸びが一段と早くなったような気がします。昨年グリーンカーテンに使った鉢をそのまま今年も利用しようと思い施肥を行い、いよいよ新しい芽が伸びて来ました。
この暖かさが続けばかなりの速さで伸びて来るでしょう。
既に１０日から見ても新芽が大きくなっているのが見て取れます。
ハウスの中の苗は全部外に出して、ご近所の農家にも頼まれていた苗をお渡ししましたが、試験栽培をして見るそうです。プロの農家の方がどんな栽培をするか期待しています。

４月２１日パッションフルーツは植え替作業に忙しくなっています。小さい鉢から大きな鉢に植え替えていますが、よく見ると小さな毛虫が取り付いている事が有ります。結構新しい芽や葉が食われたりしています。
この時期の毛虫はまだまだ小さいので葉の裏などにいると、見落としてしまいます。注意深く見ていきましょう。折角伸びて来た新芽を食われたんじゃ大変です。
ただ植え替えなどの作業で新芽を痛めないよう気を付けましょう。
私もグリーンカーテン用の網にうっかり新芽を引っ掛けて折ってしまう事がありました。これから伸びる新芽を大事にしましょう。

４月２３日昨日は小さい方のハウスのビニールを取りましたが、もう大丈夫でしょう。このハウスはパッションフルーツの小さな苗や他の植物を収容していました。１０月に挿し木した苗はやはり小さく今年の夏の開花は無理でしょう。
今日現在この様な状態でやっと新芽が出て来て伸びて来ました。
来年には大きな苗になるでしょうが、パッションフルーツの挿し木は次の年に本格的に育てるためには、前の年の春にして置く必要が有ります。

４月２９日この数日気温が上がって日中には２０度を越えています。
若い枝にはどうやら花芽が着いたようです。いよいよ気温が上がって来ましたので、次々に花芽が着き始めました。
これから開花までにどの位の日数が掛るのでしょう。これからの気温の状況によっても違いますが、およそ花芽を確認してから２２〜２３日前後に開花するので今年の開花は５月２３，２４日ぐらいが最初の開花になるでしょう。そうだとすると、今年の開花は何故か少し遅い様な気がしますが、どうしてでしょう。
ハウスのビニールを全部取り払いましたが、問題ないでしょう。

昨年に引き続きグリーンカーテン用の株はかなり多くの新芽が付いてきました。やはり昨年の株ですからしっかりと育っていますので、枝が伸びるのは早いでしょう。カーテンの完成は昨年に比べると数段速くなります。
まだまだ苗のすべてを植え替えていません。育じいは孫の世話が忙しくゆっくりと作業に入れませんな。ははは
ただ毛虫が次々に見つかります。あまり観察を怠ると新芽や新しい葉を食べられています。毎日の見守りが大事です。
小さなナメクジも徘徊し始め、チェックが欠かせず、忙しくなりますね。

５月３日　いよいよ暖かくなりました。しかし北海道では雪が降っているとテレビで報じていました。まだまだ北国は寒そうです。
新しいグリーンカーテンを作成する事にしました。大型のプランターと培養土を購入してきました。プランターは凡そ７００ｍｍ×２６０ｍｍ×４００ｍｍのかなり大きなタイプです。植え付ける苗は昨年春に挿し木し育てた苗です。
土は一般的な花壇用の培養土５０Ｌで、既に元肥も入っていますが、窒素分を追加する為にも化成肥料と腐葉土も混合して使う事にします。
パッションフルーツのカーテンを出来るだけ大きくするには、かなり肥料が必要なようです。伸びる時期は窒素肥料を多めにしていますが、６月に入ったらリン酸、カリ分の多い肥料を追加します。

５月４日　やっと植え付け完了。土はおよそ４０Ｌ位必要でした。
自宅の居間の窓のグリーンカーテンにします。昨年から続きのカーテンは私の書斎用ですが、家内から何で自分の部屋だけなのかとクレームが付き、新しく作る事になりました。昨年からの連続でのカーテンと
新しいカーテンの育ち方の状況を観察するのも今年のテーマです。
昨年秋に結実した果実を今頃食べています。冬の間に熟成したものの実際の収穫は３月から４月になりました。味は酸味が少し不足していますし、甘味もそれほど強くないのであまり美味しいとは言えませんな。香りは夏と変わりませんのでジャムにはなるでしょう。

５月５日　この連休前後は、残念ながら孫の面倒見で忙しく、なかなか庭の仕事が進みませんでしたが、小さな鉢の株を、大きな株に植え替える作業をしました。少し時期が遅くなり、根鉢を崩さないようにして慎重に出して見たのですが、案の定新しい根が鉢の中いっぱいに張り巡らされおり、株を鉢から出す時にかなり痛めてしまいました。一応植え替えましたが、やはり４月中に作業をするべきでした。植え替えた後の生育が少し遅れるでしょうかな。
やはり根が鉢の中で回っていないうちに植え替えるべきでした。
これから植え替えや(販売されている苗も同様ですが）鉢増しを行う方は出来るだけ早く実施した方が良さそうです。かなり慎重に作業をしても、どうしても新しい根は柔らかく切れてしまいます。ただ少々根が少なくなっても生育には

大きな障害は無いと思いますが、植え替え時期の条件の良し悪しの判断はなかなか難しいですね。
植え替えと言えば４月１０日に挿し木した枝もそろそろ新しい芽が出て来ましたので、頃合いを見て鉢に植え替えようと思います。
今の所苗になる成功率は７割位でしょうか。
挿し木する枝の切り方は、新芽が予想される部分を確保しておかないと生育が遅れます。新芽が出た枝ですと確実に苗になりますが、大事な新芽ですから来年用にするより今年の栽培に必要ですかな。

５月１３日　暑い日差しが照りつけています。いよいよ夏の到来を思わせる暑さです。グリーンカーテンが早く育ってほしいですが、見ての通りの状態まで来ましたが、これから新しい芽が上に這い上って行くのが
待ち遠しい感じです。
２，３日前に台風並みの風が吹き花壇の棚がひっくり返って、朝見たら植え替えた新しい苗が全部下に落ちていました。なんとか助かったと思いますが、根がどうなっているのか心配です。

５月２３日　どうも生育が遅れています。本来なら多くの花が咲きだすのですが、蕾はあるのですが、まだ最初の開花が見られません。どうも５月の前半の降雨量が例年に比べると半分以下だった事が、影響したのかもしれません。全体に枝の伸びも今一つ遅れています。
このままですと収穫もかなり減りそうで、気になる処です。それと２年物３年物と言う大きな株の春先の剪定が少し深すぎたのかもしれません。既に伸び始めた新芽を一緒に切ってしまったのかもしれません。と言うのも剪定を少し控えた株の方が、花付も、育ちも良いのです。春の剪定は難しそうです。

５月２５日　夕方になって気が付いたのですが、やっと今年最初の開花でした。例年に比べると半月の遅れですが、何が原因なのか、どうも良く判りません。５月の雨不足なのか、剪定の失敗なのか、冬が例年になく寒かった事なのか、何れにせよかなり遅れました。
私の予想よりも１日遅れで、夕日の中しょぼくれています。
５月２７日　昨日のの開花は３個だけで、受粉させましたが、後に続く蕾は少ないようです。
温室内の古株の開花が早いですね。やはり大きな株の方がつよいのでしょうか。しかし新しく植えなおした株にも小さな蕾はかなりありますので、夏の収穫には問題はなさそうです。ただ植え替えた株の開花が遅れている原因の一つに植え替えに時期の問題もあります。
植え替えの時に根を痛めて、成長が遅れたかも知れません。もっと早めに植え替えていればこの問題は無かったかもしれません。

６月２日　この数日小雨模様が続いています。雨の合間をぬって受粉をしていますが、今年はまだ花数が少ないですね。やはり生育が遅れているようです。原因はいくつかあるような気がしますが、なかなか難しい事だらけですね。
昨年に続くグリーンカーテンはいよいよ伸びだしました。これから急速に伸びてくれるでしょう。これからはカーテンが全体に広がるように蔓の誘引が大事です。勝手に伸ばすと偏りが出来るので、人の手で蔓を誘導して広げます。
新しい蔓に出てくる巻きひげを網に絡ませてやると良いです。
蔓の巻きひげが他の物に、巻きついている事もありますので、切れない様に慎重に巻き戻して離し、目的の場所に改めて巻きつかせます。この方法が一番有効で、ビニタイなどで固定すると成長して枝が大きくなるのでタイの巻き直しが必要になる事があります。その点植物の巻き毛そのものを使ってやると自然に伸びてくれます。それにこの蒔き毛は結構しっかりしていて、強い風などでも切れないで耐えてくれます。カーテンの出来不出来はこの時期の展開に掛っていますな。　　巻きひげのからませ方を見てください。

６月６日自然に巻きついている巻き毛を一旦指でほどき、改めて枝を伸ばしたい方向、別の場所に巻き直しまたり、巻き毛の先端を網に引っ掛けます。

......

最初に咲いた花も何とか結実してここまで大きくなりました。
花数がまだ少ないのですが、それでも毎日２，３個の花が咲いています。やはり昨年活躍した株の開花数が多いようです。
人工授粉後２日もすると左の写真の様に雌しべがしぼんだ花の先から出て来たような状態になります。
受粉により子房が大きくなった結果雌しべの先が花の外に突き出てくるのです。これで受粉が成功したかどうか判断できますが、受粉が失敗すると花は萎んだまま数日後に落ちてしまいます。

６月１０日　カーテン用の鉢は一段と大きくなり始めました。右の写真は昨日の状況です。いよいよ新しい枝がぐんぐん伸びて来ましたし、花も咲き始めました。しかしまだまだこれからです。毎朝見回って蔓の伸び先を確かめながら枝の整形をしていますが、４日間で凡そ５ｃｍは伸びています。中には１０日間で２５ｃｍも伸びた枝もあります。
毎日あちこちの株で花が咲いていますが、幾つもの実がまだ小さいですが、ぶら下がっています。先月挿し木した苗も植え替えの作業が遅れ気味でしたが、やっとほぼ終了しました。ただ気になるのは、植え替えた苗の生育が止まっているような感じの鉢が幾つかあります。新しい芽は出ているですが、伸びが止まっているのです。原因はいろいろありますが、植え替えの時かなり根を痛めた可能性もありますし、土の条件も挿し木用の土から急に肥沃な土に変化したので植物が対応できずに、いるのかもしれません。
まあ、多少遅れてもこれからぐんぐん伸びて来るでしょう。

６月１８日　明日からは雨だと予報が出ていますが、いままで良い天気が続いています。お蔭で毎日植物の水遣りに苦労してます。
パッションフルーツも大きな株は一日おきに水を与える状態です。小さな苗の鉢は乾燥が早いのでうっかりできません。
さて果実の方ですが、早く咲いた花の果実は左写真の様に大きくなりました。一般的に最初に咲いた花の果実は大きな実になります。やはり栄養状態が良いのでしょうね。
４年目ぐらいの古株は開花は早いのですが、果実は小型ですので、
やはり栄養状態が影響しているのでしょう。
しかしこんな大きな果実がずらり並ぶとよいのですが、どうも今年は花が少ないので、実も少なそうです。しかも早い時期から３０度近くの高温状態が続いていますので、花芽が出来にくいのと出来た花芽も落ちたのも見受けられます。既に高温障害が出ているのでしょうか、普通梅雨時期は気温が低いのですが、天気が良いので毎日夏日になっています。まだ果実は全部でやっと３０個ぐらいです。例年の半分ぐらいしか結実していません。

６月２７日　開花数０です。しかしこの数日気温が２５度前後を推移していましたので、新しく伸びた新芽に花芽がかなり沢山付いています。これから何とか低い気温であって欲しいですね。その間に蕾まで育ってくれれば多くの開花が期待出来ますから。
新しい芽は梅雨に入ってから急速に伸びて孫枝になる物です。
この枝に沢山の花芽が付いています。
左の写真も３個の花芽を見ることが出来ますが、気温が高くならない内に、何とか開花まで行ってほしいです。
6月２８日グリーンカーテンの上に伸びて来たメインの数本の枝の先端をカット（ピンチ）しました。先端の下には花芽が数個付きましたので、これらは収穫まで持って行きたいです。これからは脇芽が更に横に伸びてカーテンの厚みを増やしてくれるでしょう。

７月３日のグリーンカーテンの状態です。先端を摘芯したので、脇の枝が伸びて来て、形が出来上がりつつあります。(昨年の株）
上の６月２４日と比較してください。伸びた様子が判ります。

こちらは今年に苗から植えた株ですが、こちらも先端を切りましたので、横に伸びて来ています。ただ果実は４個しか付いていません。
ただ新しい花芽がずいぶん付きましたので、期待しています。

７月７日　今日は七夕の日です。どうやら明るいひがさしていますが、そろそろ梅雨明けなのでしょうか。朝から近所の草刈り作業でくたくたでした。
帰宅するとたん目にしたのが右の写真です。新しく育った枝に白い虫が幾つも観察されます。よく見るとどうやら形がウンカの仲間の様です。
殺虫剤を吹きかけるとピョーン・ピョーンと沢山の小さな虫が飛び出しました。蜘蛛の巣にひっかった小さな体を見ると、どうやらウンカの仲間のツマグロヨコバイノの幼虫の様です。鉢の近くにあるアケビの枝にもたくさんます。
しかしパッションフルーツに取り付いているのは初めてでした。

しばらく止まっていた開花が始まりそうです。開花にはやはり周期があるようで、新しく伸びた枝に花芽が付いて、それが咲き始めるのです。
今度は沢山咲くのを期待しています。

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拡大すると⇒・・・・・・

７月１１日　いよいよ開花が再開しました。昨日は１２個の開花でしたが、今日は２０個の開花が有りました。このまま行ければ収穫不足をカバーできそうです。
一方でこの数日、３０度を越える暑さになりましたが、折角付いた花芽が黄色に変わっているのが見受けられます。特に樹勢の弱そうな株ではほとんど全滅です。梅雨が一週間ほど早く明けましたが、この影響は気温の増加と連動しますから花芽の数が少なくなりますから、収穫には影響が出ますね。

昨年から続いたグリーンカーテンの株も今年も実用段階まで育ってきました。真夏到来に間に合ったようです。一時は刈り込み過ぎの影響を心配していましたが、問題なさそうです。果実は今の所数が少ないのですが、蕾が沢山出来ていますから大丈夫でしょう。

こちらも窓の上まで伸びて来ました。後は横に伸びて密度が濃くなれば完成です。昨年作った苗でもここまで生育するのですが、やはり植えたプランターが大きいほどやり易いですね。

７月１７日　昨日の開花は５個でしたが、とうとう本日は０で終りました。毎日の真夏日の高温で花芽も黄色に変色し、受粉した花も一部結果しない物も出て来ました。
勿論この数日時折雨に見舞われて、受粉が不可になる事もありますが、やはりこの３５度の高温の影響が大きいようです。
例年に比べ可なり気温が異常なくらい高くなっている気がします。
結実した果実も余りにも高温に曝されると梅干しの種位に大きくなっても落花してしまう事が有りますから、何とかピンポン玉位まで大きくなって欲しいです。この位になるとそのまま生育しそうです。
結局２回目の開花では８０個程度で終ります。多分夏の開花は終、次の開花は秋の初めになるでしょう。
今月末ごろからはそろそろ収穫期になります。

７月２１日　昨日収穫第一号が有りました。今年最初の収穫ですが、少し小ぶりでした。ただこの後に続く収穫は無さそうです。
５月２５日が最初の開花でしたから、５６日で収穫だったようです。予定より少し早い気がしますが、おそらく梅雨が短く気温が高かったのが原因だと思います。普通この時期は福岡では受粉後６０日から６５日になります。しかし気温や果実の大きさなどでも熟成の速度は変わって来ます。
毎日気温が高いので鉢植えの株は水遣りが大変で、目が離せないですね。
水不足で全体がしなってくるので、すぐ判りますが、水をやって１時間もするとシャキッとしてくるのは見事です。
また折角受粉できても右の写真の様に大きくならず、落果してしまう物がかなり出ています。これも高温障害ですが、いったん横のピンポン玉位まで大きくなるとそのまま大きくなってくれます。原因には気温や樹勢など条件が有るようです。

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７月２６日ここ数日、果実が高温障害で赤紫の色が出ないままで落果する状態になっています。完全に色が付いていないので、収穫はまだ先だと思っていたら、いつの間にか落果している事もあります。
開花から収穫までの日数も、例年に比べると５日前後早くなっています。明らかに高温化の影響が出ているようです。
やはり福岡での１０日近くの早い梅雨明けで、気温が急上昇になり、高温障害を引き起こし、残念ながら、夏の収穫は昨年の半分ぐらいになりそうです。
全国あちこちで大雨になっていますが、福岡はあまり雨が降りませんので、給水が大変で、２日に３回ぐらいの水遣りになり大変です。
グリーンカーテンの様に繁茂して来ると水の蒸発が激しくなります。

８月２日高い気温で高温障害が出ていますが、逆に果実の味は最高に美味しかったです。収穫した果実を冷やして食べていますが、どれも甘味と酸味のバランスが良く、なかなか美味しいです。今年は数が少なくても果実の糖度が高くなった様で最高の味になりました。
今年はこれからも美味しく食べられそうです。皆さんの方は如何ですか。
それにしても毎日３５度の気温は堪りませんな。
うーんそのためにグリーンカーテンにしているのですがね。ははは・・・
先日町の役場に行きましたら、色々のグリーンカーテンがありました。先般私が差し上げた苗もカーテンになっていましたが、ゴーヤのカーテンと比較するとかなり密度が低いです。おまけにこの暑さで余り実が付いてないので申し訳ない感じです。でも朝顔よりは密度高かったかな・・・・？皆さんのカーテンどうですか。写真送ってもらいコンクールしたいですな。ははは・・

８月８日　この処ほぼ毎日１，２個と収穫しています。ばらばらの収穫ですが、果実の色を観察していると、やはり一つの傾向が有りました。果実が太陽に直接曝られる状態の時に色が紫にならないまま熟成する傾向が有ります。収穫時に紫色の果実は直接日が当たらない葉影になっています。葉影が濃い位ほど紫色が濃くなりますが、直接日が当たった果実は黄色やまだ緑を残して落果します。
やはり温度による影響でしょうね。この真夏の暑さでは直接日に曝されるとかなり熱くなっていますので、この影響が大きいのでしょう。
また気温が上がると果実の表面に打ち傷などがあると、そこからすぐに傷みが出て来て腐敗してきます。表面の腐敗が中まで及ぶにはしばらく掛るようですが、傷が有る果実は追熟が出来ませんので、早めに食べた方が良いですね。少し酸っぱいけどＯＫです。

８月１１日春に挿し木した苗がここまで育ってきました。左の写真の左の苗は５月７日植え替えた苗で、右側が４月の初めの挿し木です。この時の挿し木の苗には既に花芽も着いていましたが、高温で開花までは行きませんでした。もし開花していたら結実できたと思います。（４月２１日に植え替え）
これから見ると挿し木の時期は春の早いほど良いですね。もちろん昨年秋の挿し木苗は既に果実を付けていますし、昨年春の苗はカーテン状まで育っていますね。　如何に計画的に育てる必要があるか痛感させられます。
来年の苗は今からでも間に合いますので、実もならない無駄な枝は剪定して挿し木にしますか。ははは・・・

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８月１８日　相変わらずこの１０日間、毎日３５度以上の暑い日が続いて、しかも雨が全く降らないのです。毎日の水遣りが大変です。
左の写真の様に水が少なくなると左の有様ですが、すぐに水をやると１５分もすると右の様にシャキッとなります。吸水力がすごいですね。
収穫した果実もだいぶ増えました。生食でも消費していますが、残りが多くなって来ましたので、そろそろジャムにするための果汁にしようと思います。種を除去した果汁は加熱後冷凍保存して、後日作った果汁と合わせて、糖を入れてジャムに加工する予定です。

８月２８日今日はスーパーに行って、グラニュウ糖とペクチンを購入してきました。ジャム作りの準備ですが、作る時に電子レンジで加熱しますので、部屋の中はパッションフルーツの香りで一杯になります。
家内が外出時に内緒でこっそり作ってもバレバレですよ。ははは・・・・
後を綺麗に片づけて知らぬ顔してても、この良い香りは消せませんな。ジャムの作り方はこちらを参考にしてください。