１、パッションフルーツの中の身をおさじで容器の中にかき出します。
　　数回に分けて果汁を取り、これを冷凍にかけて保存しておくと便利です。
　　ジャムを作る時に解凍して加熱準備をします。　
２、もちろん種子が沢山ありますが、容器**のまま電子レンジに掛けます。
　（５００Wで約５〜６分）グツグツ泡が立ってきたら、レンジから取り出します。　
３、取り出した果汁を目の小さな金網で濾して種子を取り除きます。　
４、種子を取り除いたジュースにグラニュー糖を入れて混ぜます。その割合　
　はグラニュー糖が全体の４０％から４５％ぐらいにします。***　
５、両者をよくかき混ぜて５００Wレンジで約１０分間加熱します。　　　
　　途中吹きこぼれるので気をつけてください。　　　　　　　　　　　
　　吹き上がる時は何回かに分けて加熱すると良いです。　　　　　　
　　　　　　　　（ちなみに私は３回ほどに分けて加熱しました。）　　　
６、終わったら清潔なジャムの容器に流し込みしばらく放冷します。　　
７、さらに冷蔵庫に入れて冷やします。これで香りのよい甘酸っぱいジャムの
　　出来上がりです。　　　　　　　

ペクチンはあえて添加しなくても果肉の中にありますので、硬いジャムにはなりませんが、とろりとしたペーストのジャムになります。粘度は加熱温度や時間、
更に果実の糖度、酸度によって異なってきます。

（一般的なペクチンは酸度ｐＨが3以下糖が５０％近くにならないと固まりません。パッションフルーツの果汁は酸味が結構あるので十分だと思いますが、やや固めにする場合は別途ペクチンを追加してください。　使用量は一般的な果物ジャムの時の量に合わせてで良いと思います。）　　

＊全体で１ｋｇ近くの量になりますのでジャムの容器も　　
　それに合わせて準備してください。
** 容器は耐熱性のガラス容器を使っています。ガラスですと中が見えるので吹きこぼれを監視できて便利です。　　

＊＊*　糖が少ないとペクチンが固まりません。またジュースの酸度が低いと固まりませんが、パッションフルーツのジュースは酸味が強いので酸の添加しないでも良いですが、他の果物の場合や混ぜたときは酸味が不足して固まらない事があります。酸味を増やすのにはレモンを絞って使うと良いですね。