イングランド北西部に数多くの湖がある地域があり, 自然豊かな光景はなかなかのものです。この一帯は　ナショ　ナルトラストが管理している所が多く, 自然景観が損なわれていません。
有名な詩人ワーズワースが多くの詩を詠んだ山や湖がそこにあり、またウインダミアにはピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターが半生を過ごした絵本の世界もそこにあります。
イギリスの人達はこの様な自然豊かな土地を自分の足で歩いて自然を満喫することを楽しみとしていて、各地に自然歩道（Ｐｕｂｌｉｃ　ｆｏｏｔ　ｐａｔｈ）が整備され、それを歩き回り自然を楽しんでいます。
もちろん観光地でもありますから、ここでは歩く人達への心配りが随所に見られます。しかし多くの日本人の観光客は時間に追われバスでわーと来てただ眺めるだけで去ってしまうようでもったいないですね。
　私はせめてとツアーのメンバーと一緒に山道を1時間ほど歩いてみましたが、山と湖のすばらしい眺めと鳥の声や、牧羊の群れ、山野草の花などを観察しながら歩き、しばし詩の世界に触れた気がしました。
驚かされたのは道路沿いのある農家の門柱に日本語で「進入禁止」の札がありました。これ何？？？
　やはり多くの日本人がここへも来ているようです。とにかく写真を撮るには格好の景色が数多くあり、フイルム、いやメモリーが幾らあっても足らないかもしれません。歩くうちに何時かまたこの遊歩道フットパスをもっと歩きたい衝動に駆られました。