煙の向こうに見えるのが右が星生山、ゴーゴーと水蒸気を噴出す硫黄山。ガスを発する音は周りの山にこだましすさまじいばかりです。これが久住山が今でも生きた火山の証しです。1995年10月に水蒸気爆発を起こし人々をびっくりさせました。立ち上った灰は遠く熊本市まで飛んだそうです。丁度私も爆発の1週間前にこの山の裾野を歩いていましたので本当にびっくりしました。爆発でガスの噴気口がずいぶんと上のほうに出来たようです。昔から硫黄を産出するところでしたが、今はほとんど採掘されていません。

すがもり峠を降りて千里が浜から見た硫黄山。これから先は風向きによっては火山性のガスが立ち込めて危険になる事もあるそうです。注意してください。今は通行が禁止になっているようです。

硫黄山を上の写真とは反対側の久住山の登り口久住分かれから見たところです。山肌に沿って煙が立ち込めて写真を撮った位置からでも風向きによっては強い硫黄ガスの臭いが感じられます。久住の一番荒々しい場所でしょうか。この日は風向きが反対でしたので音も余りありませんでした。