沖縄本島南部玉城村の小高い山の上にあります。城としてはそれ程大きな城ではありませんが眺望が良くやはり戦略的な立地のよさがあったでしょう。

城跡はほとんど崩れかかっている様ですが、戦後米軍の基地の建設にかなりの城跡の石が持ち運ばれたそうです。沖縄の城にはそのような運命を背負った城が幾つもあります。

久米島自然文化センター横の丘陵地帯にかろうじて残っている城址ですが、石垣も草むらの中にしか見れませんが建物のあった敷地がかろうじて確認できます。

現在標識が無ければ見過ごしてしまう様な城址ですが、琉球王朝の出城として建てられた城のようです。

後ろの標高２２０ｍの山を控えて前面には素晴らしい海岸を見通せる城跡です。現在は公園として管理されています。

現在はほとんど形が残っていません。わずかに当時の築城に使われたと思われる岩が多く残っているだけです。