チェスキー・クルムロフはまるで中世の物語に出てくるような町で、川と城に囲まれた街で世界的にも良く知られた中世の古い都市です。まさにボヘミア街道の真ん中に忽然と現れた城塞都市と言う感じです。
下の地図で見るようにヴルタバ川の流れの曲線をうまく利用して都市を築いています。
　NHKのTVで見た時に是非訪ねてみたいと思っていた街の一つです。私たちが立ち寄った時は丁度秋のお祭りでしたので、中央の広場にはたくさんの店が出ており、観光客や多くの街の人が訪れて賑わっていました。
　駄菓子屋、祭りの面を売る店、ガラス細工の店、ケーキやホットドッグの店、木工品の店など沢山並んでおり、大道芸人も出て、その賑わいは日本の神社の秋祭りとそっくりです。このボヘミアの田舎町を彷彿させるお祭りは人々がのんびり見て回るのが当たり前と言った雰囲気で、その中を足早に見て回る日本からの異邦人は町の人々にとっては不思議な存在でしょうね
しかしこのような中世そのままが残っている町には感心しました。ヨーロッパは何処も石で出来た町ですから残し易いのでしょうか。どうもそれだけではなさそうです。